
2002年12月に登場した甲府駅限定の駅弁。
香り豊かな杉材の桶型容器にボール紙の帯を締める。
中身はスーパーで漬け物でも入っていそうなタッパに入っており、
アワビの煮汁で炊いた御飯の上をアワビ・アサリ・鶏唐揚・山菜・錦糸卵などで覆う。
甲州の郷土料理である煮貝ことアワビの醤油漬はほんのちょっぴりだけだが、
小淵沢の駅弁のように駅弁名でアワビと名乗らないから、雰囲気で味を損ねることを低減できたかもしれない。
容器や中身の香りで楽しむ駅弁。
甲府駅では駅弁業者の解散を受けて2002年4月から東京と小淵沢の駅弁業者が進出した。
甲府の駅弁を買ったのに新宿駅でも同じものがあったり小淵沢駅と
印刷されていたのでがっかりしたという苦情が、なぜか当館にもいくつか寄せられたので、
駅や業者さんにはもっと多数の苦情が行ったはず。駅弁の衰退により一業者が複数の駅を受け持つことが
当たり前になった中での難しい問題だ。